どもども~、なかやんです
本日は付加価値について話していきたいと思います
付加価値という言葉はビジネスシーンなどでよく耳にすると思いますが
いったい付加価値とは、なんなのでしょうか??
ネットで調べると「付加価値とは、製品やサービスに企業が新たに加えた価値」
と出てきます…
ん~意味は理解できても、具体的にはどうしたらいいの( ゚Д゚)?
そこで今回、紹介させていただく書籍は
田尻望さんの「付加価値のつくりかた」です
付加価値とは?
こちらの書籍では「価値」と「付加価値」についてこう定義しています
「価値とはお客様(相手)が感じる(決める)ものである」
「付加価値はニーズが源泉である」
つまり「価値」は、その商品やサービスに対して、
「お客様が『これには価値がある』と感じるもの」であり
「付加価値」とは、「お客様のニーズを叶えるもの」なのです。
ということは先ず、価値を理解することが大切になります
そして、あなたの仕事に価値があるかどうかは次の3つで判断します
- お客様の「買う」という意思決定に影響を与えているか?
- 商品・サービスを買った後、本当に「使う」か?
- それを使ったら、「役に立つ」か?
例えばこんな事例があります
あなたは最近、「洗濯機の洗浄力」に不満を感じたことがありますか?
または最近、周囲で「洗濯機の洗浄力」に困っているという悩みを聞いたことがありますか?
私は「ノー」です。妻に聞いてみても、答えは「ノー」でした。
顧客のニーズは「顧客の困りごと」から生まれます。
「ニーズが叶う」と思うから、お客様はその商品やサービスを買います。
この高スペックの洗浄機の場合「洗浄力」は「顧客の困りごと」ではなく
「ニーズが叶う」ことでもなく「役に立つ」ことでもなかったのです。
ではなぜ、こんな高スペックの洗浄機を作ってしまったのでしょうか?
おそらくユーザーが本当に求めている価値や、メーカーとして提供すべき付加価値を
深く考えず「作れたから作った」もしくは「開発者のエゴ」が原因だったのでは
ないかと思います
価値という概念を知らなかった、理解していなかったが為に
売り手は「なぜお客様が買うのか?」ではなく
「どうすれば売れるのか?」から先に考えてしまうのです。
それは付加価値かムダか?
時と場合で付加価値になったりムダになったりするケースがあります
高級レストランや料亭などで料理や素材や調理法について、スタッフが丁寧に
説明してくれることがあります。
こうした説明は、ゆっくりした雰囲気のお祝いの席であれば、品格も感じられて
なかなか風流でいいなと思います。
しかし、何か込み入った話をしている最中、例えば真剣に商談しているとき、
親しい友人同士が面白い話で盛り上がっているときだったらどうでしょう?
「はっきり言ってちょっと、うっとうしいなぁ…」と感じるのではないでしょうか?
どちらも「料理の詳しい説明」という同じ行為であるにも関わらず
前者ではお客様のニーズに叶っている「付加価値」のある行為なのに
後者はお客様のニーズに叶っていない「ムダ」なサービスになってしまっています。
相手のニーズがある部分に対してきちんとサービスを提供したときに
初めてそこに「付加価値」が生まれます。
付加価値はどこにあるのか?
ではいったい、付加価値とはどの部分になってくるのでしょうか?
商品には原価があり原価の上に価値があります
その上にはお客様のニーズ(付加価値)があり、それより上の部分はムダになります
ムダとはお客様が使わない、求めていないものなのです。
付加価値の3種類
付加価値には大きく分けて3つに分類されます
- 置換価値
- リスク軽減価値
- 感動価値
①置換価値=今より便利に、今と同じ感情を味わえる価値
今使っている製品、サービスを他の製品やサービスに置き換えることでより便利にしたいという
ニーズを満たす価値です
例えば、タクシーからウーバーに置き換えることでより便利に、これまでと同様の満足感を得られる
②リスク軽減価値=つらい感情を感じるリスクを減らせる価値
これは「リスクを減らしたい」というニーズを満たす価値です
パソコンのウイルス対策のセキュリティーソフトはこの価値を満たしていると言えるでしょう
③感動価値=今より高い位置の感情を味わえる価値
今よりも高いステージの感情に心が動くことにより感じる価値です
感動価値は他の2つと異なり「その人がまだ感じたことのない感動」がベースになっています
よって、感動価値はより高い付加価値になるのです
まとめ
ここまで、付加価値とはどういうものなのかについて
「付加価値のつくりかた」よりお伝えしました
じゃあ、なぜ付加価値をつけるのか?
価値だけではだめなのか?
ということなんですが、なかやんが思うに
より良い社会、より楽しい未来のために
付加価値というものが必要なのではないかと思います
だって、付加価値に触れたときの感動のために
幸せになるために、人は生きているんじゃない??
あなたにとっての付加価値はどんなことですか?
じゃ、またぁ~
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