どもー、なかやんです
今回紹介する書籍は
岩田圭弘さんの「仕組み化がすべて」です
リーダーの仕事は
「仕組みづくり」がすべて
すべてのマネジメントの問題を解決する
「キーエンスの仕組み化」を体系化した一冊です
人を育てるな、仕組みを育てろ
多くの企業で行われている仕組み化と
キーエンスの仕組み化の最も大きな違いは
仕組みを作りっぱなしにしないことです
仕組みを作る際には
必ずその仕組み化を振り返る仕組みも
内包されているため、徹底度が高まります
「組織の成果」とは結局「メンバーの行動」の総和である
組織の成果を向上させるには
俗人的な依存を防ぎ
再現性の高い成果を生み出すための
仕組み化が重要です
仕組みが整備されていれば
優れた人材の行動を言語化し
それを仕組みに組み込み組織内で共有することで
全体として再現性の高い成果を上げることができます
つまり、俗人的な依存を避け
安定的な結果を生み出すために
仕組み化が必要不可欠なのです
ここで考えたいのが
組織の成果と個人の行動の関係性です
組織の成果は、所属するメンバーの行動の結果です
そして結果は「メンバーの行動の総和」なのです
1人/30人ではなく、30人/30人を「成果が出る行動」へ導く
組織全体の成果向上のために
マネジャーが優先すべきことは
個人よりもチームの成果を向上させるスキル
としての仕組み化を身に付け
チーム内での情報共有や仕組み化を評価する制度
を作ることです
基本的に組織は組織全体で成果を出すという考えに基づき
スタープレイヤーに依存するのではなく
誰かが抜けても困らないようにする事が重要です
例えば、10人のチームで
スタープレイヤーの能力が10だとして
それ以外のプレイヤーが1だとします
10+1×9人=19になります
しかし、普通のプレイヤー全体の能力が2になれば
スタープレイヤーがいなくても
10人×2=20になり
スタープレイヤーがいるチームより
大きい成果をあげることができます
たとえ新卒がトッププレイヤーの3分の1の能力
しか出せなくても、新卒が4人いれば
トッププレイヤーに勝てるのです
メンバー一人ひとりを教育していたのでは
労力がかかりますが
行動の内容を仕組み化してマニュアルで伝える
ことができらば、何人ものメンバーに
一度に伝えることができます
一人ひとりの成果が1.2倍になった場合
5人の仕組み化が行われれば
「1.2×5=6」で6人分の成果を出せることになるので
ちょうど1人分成果を増やすことができる効果があります
仕組み化の4つのステップ
成果を出すための仕組み化には4つのステップがあります
- 標準化
- 浸透
- 振り返り
- 責任と権限
ステップ1標準化ー全員の行動を一緒にする
仕組み化において最初に行うべきは標準化です
標準化とはルールづくりになります
課題を解決するための対策を考え
それを仕組みとして言語化することが肝心です
標準化において重要なのはルールを文明化することです
課題を明確にし、その課題に対してどのようなルールを設定して
どのようなルールを設定するのかが適切なのかを考える
仕組み化はあくまで問題解決のためにあるのです
ステップ2浸透ー全員に”実際に”行動してもらう
仕組みを浸透させるには
まず、目的をしっかり理解させる必要があります
仕組みを実行する意味を組織のメンバー全員が理解していなければ
各人が行動に移すことはできません
また、何をどのようにやるかというルールを
明確に伝えることが求めらえます
Why(なぜ) What(何を) How(どのように)
の3点を漏れなく説明することで
メンバーの理解度は格段に高まります
ステップ3振り返りールールを見直し「成果の再現性」を高める
振り返りのステップでは
前のステップで定めたルールや仕組みが
目的通りに機能しているかを評価し
必要に応じて見直しを行う重要なプロセスです
この振り返りがあることで
ルールを策定しただけで満足することなく
実効性を検証し、改善につなげることができます
また、社会情勢の変化に応じてルールを見直すことも大切です
変化に合わせてルールを更新しないと
非効率な業務プロセスが残ってしまうリスクがあります
ステップ4責任と権限ー自分がいなくても、回るようにする
ビジネスにおいて、責任と権限を明確にすることは
非常に重要なことです
ルールや権限に対して誰が責任を持つのか
どのくらいの頻度でルールを見直すのかを
明確にしておかないとルールが形骸化するリスクがあります
まとめ
仕組み化によって組織を管理することは
組織全体の成果を上げることにつながります
マネジャーに求められることは
誰か一人のスタープレイヤーを作るのではなく
全プレイヤーが1.2倍に成長できるような仕組みを作ること
スタープレイヤーが行っている行動を
言語化し、マニュアル化することが仕組み化です
なかやんも仕組みやマニュアルを作ったことがあります
しかし、仕組みを見直す仕組みができていない
仕組みを更新できていないことから
形骸化してしまっていました
この「仕組み化がすべて」を読んで
4つのステップを実行し、組織としての成果を上げれるよう
仕組みづくりに取り組んでいきたいです
まだまだ本書の最初の段階しか伝えきれていませんが
仕組み化について気になった方
仕組みづくりに失敗した経験がある方
マネジャーとして成果を上げたい方は
是非一読してみてはいかがでしょうか?
必ず為になる事と思います!
良かったら読んだ感想を聞かせてくれると嬉しいです
じゃまたねぇー
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